お知らせ《2018年》
【論文掲載】城戸研究室千葉貴之 助教と卒業生 林 幸宏 君の赤色ペロブスカイト量子ドットLEDに関する論文が、 Nature Publishing Groupが発行する「Nature Photonics」に掲載されました。
2018/10/03
Anion-exchange red perovskite quantum dots with ammonium-iodine salts for highly efficient light-emitting devices
Takayuki Chiba, Yukihiro Hayashi, Hinako Ebe, Keigo Hoshi, Jun Sato, Shugo Sato, Yong-Jin Pu, Satoru Ohisa, and Junji Kido
次世代型発光デバイスの開発に向け、ペロブスカイト量子ドットに電荷を注入して発光させる、「ペロブスカイト量子ドットLED」(LED = 発光ダイオード)の研究を進めています。今回開発した製法は、ハロゲンアニオン交換という方法で、結晶構造が安定なCsPbBr3というペロブスカイト材料の一部を液中で置換することにより、発光波長や発光効率が異なる、CsPb(Br/I)3を合成する方法です。本製法により、発光色を緑色から深赤色へ大きくシフトさせると同時に、この材料を用いた赤色ペロブスカイト量子ドットLEDで、21.3%と非常に高い世界最高水準の外部量子効率を得ることに成功しました。また、色度座標では(0.72, 0.28)という非常に色純度の高い赤色発光を得ることができました。これは高い色再現を目指した国際規格(BT.2020)の範囲をカバーするものです。
今後、本材料系のさらなる高性能化により、ディスプレイや照明への応用が期待されます。なお、本研究の一部は、科学技術振興機構(JST)センター・オブ・イノベーション(COI)プログラムの支援を受けて行われました。
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